内定辞退の戦犯は私だった件

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第4話:全内定辞退と、私の「余計な一言」

息子は現在、出版・エンタメ系のバイトをしながら、自分の力で学費を捻出しています。 将来的にも進みたい道だそうですが、実は今回の就職活動では、そこへ進むつもりはありませんでした。

先日、本命を含めた全社の内定を辞退しましたが、そこには深い葛藤があったのです。

1. 「やりたいこと」と「伸びしろ」の狭間で

息子が本命にしていたのは、エンタメ系ではなく、将来的に伸びしろが高いとされる建築系の会社でした。 しかし、いざ内定を手にして、彼は気づいてしまったのです。

「ここに入ると、もう自分のやりたかったことはできなくなる。きっと後悔する」

親としては「なら、なぜもっと早く手を打たなかったの?」と言いたいところでしたが、それを言っても現状は変わりません。私はあえて口を挟まず、聞き役に徹することにしました。

2. 知らなかった息子の「実績」

以前、息子がバイト先からよく菓子折りを持って帰ってくることがありました。 彼はバイトの傍ら、「ディスプレイ大賞」や「本屋大賞」関連の賞を何度も受賞していたらしいのです。

何の知識もない私は、「お店が受賞して、そのおこぼれを貰っただけ」だと思っていました。 それが実は、そこそこ凄い賞だったと知ったのは、だいぶ経ってからのことです。

きっと息子は、私に話しても評価してもらえないと思ったのでしょう。 何しろ、私はいつも**「お絵描きばかりしてないで勉強しなさい!」**と言い続けてきましたから(笑)。

3. 私が残した「棘(とげ)」

こうしたバイト先での評価を知っていたからこそ、私はつい、聞いてしまったのです。

「本当に、その内定でいいの?」

この一言が、彼の中に「棘」として残っていたのかもしれません。 まさか、そこから内定辞退、そして「計画留年」にまで至るとは思いもしませんでした。

今回の波乱の責任の一端は、私にもあります。

1年後、今の決断が「吉」と出るように、私はまた全力で彼をサポートするつもりです。

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