第1弾:職場の違和感、点と点が繋がった件

45歳の再出発

言葉の通じない種族と、働いています

最初の違和感は、だいたい正しい

最初に感じた違和感は、だいたい何かがおかしいサインです。

「考えすぎかな」とスルーしてしまって、後々痛い目を見る。そして「やっぱりあの時の違和感は間違いなかった」と思い知る。そんな経験をお持ちの方は、少なくないのではないでしょうか。

私もそのタイプです。今の職場に就いて3ヶ月が過ぎた頃から、ずっと何かがおかしいと感じていました。

皆、ゾッとするほどニコニコで優しいのです。

最初はその温度感に、どこか宗教めいた気味悪さすら覚えていました。悪い人は一人もいない。全員が当たり障りなく優しい。なのになぜか、背中がうすら寒い。この「完璧な優しさ」の正体が、ずっと掴めずにいたのです。

派遣担当の「おかしな質問」

先日、派遣の担当者との定期面談がありました。

「何もなかったですか?」

開口一番のその質問に、私は思わず首を傾げました。普通なら「慣れましたか?」「続けられそうですか?」という確認から入るはずです。なぜ最初から「何もなかったか」を聞くのか。

違和感を覚えながら色々と尋ねると、驚きの事実が出てきました。前任の方が、ひと月も経たないうちに突然来なくなったというのです。理由は「自分には無理」の一言だけだったと。

なるほど、だから「何もなかったですか?」か。

前任者は20代の若い方だったそうです。派遣は院内で一人だけ、周囲は20年近く勤める大ベテランばかりの紙文化の職場。外来も入院も対応しながら、雑務も山積み。正直なところ、社会経験の浅い若い方には相当ハードな環境だと思います。

私はというと、元百貨店販売員時代に鍛え上げた仮面のおかげで、面倒な関わりはほぼ聞こえないふりでニコニコしてスルーできます笑。その点では無駄に歳を重ねてきたわけじゃないなと、妙な自信がつきました。だからなのか、院長をはじめ職員の方々は私を少々腫れ物扱いしているようです(´∀`)ハハハ

事務長からの、宣戦布告

そして先日、決定的な出来事がありました。

終業前に数人で雑談をしていた時のこと。事務長が、この私に向かってこう言い放ったのです。

「派遣業者って、合法な人材ビジネスだよね。バカ高い費用で使えるかどうかも分からない人を雇うなんてリスクが高い。君も将来のことを考えるなら、直接雇用の方が絶対にいいよ」

明らかに上から目線の、ご丁寧なアドバイス付きです。

心の中では嵐が吹き荒れていました。「そもそも、派遣だからこそ渋々続けられてるんですけど?」「公的資金で運営される施設の方が、民間の論理で動く派遣業者を批判するとは、いかがなものでしょうか」と、言いたいことは山ほどありました。

ですが私は、終業のチャイムが鳴った瞬間に、にっこり笑顔のまま速攻で席を立ちました。元百貨店販売員時代に鍛えた仮面の面目躍如です笑。

事務長については、今まで可もなく不可もなくだと思っていました。でもこの一件で、「あの違和感の正体はこれもあったんだ」と、点と点がうっすら繋がった気がしました。

違和感の答え合わせをしてみた

今思い返すと、違和感のサインはあちこちにありました。

勤務初日、院長に個別に呼ばれました。「他の職員と同じように扱うから、派遣だからといって遠慮しなくていい。あなたらしく働いてほしい。この病院に新しい風を吹かせてほしい」と。

当時はありがたい言葉だと受け取りましたが、今となっては少し違う意味に聞こえます。前任者が突然いなくなった事実を知った今では、院長の言葉の裏に「何かしらある」という背景が透けて見えるような気がしてなりません。院長の力も及ばない、何かが。

もう一つ、病棟の看護師さんとのやり取りも引っかかっています。普段ほとんど関わりのないその方と、たまたまロッカーで顔を合わせた時のこと。なぜか名指しで声をかけられ、こう言われました。「前の子がすぐ辞めたけど、色々あるかもだけど頑張ってね。あそこは逃げ場がなくて大変だと思うけど」と。

その時点では、派遣の担当からまだ何も聞いていませんでした。院内の派遣は私一人。どうやら噂のタネになっているようです(´∀`)ハハハ

新しい職場の「何かがおかしい」という直感は、意外と当たっています。最初の違和感を「気のせいだ」と流してしまう前に、少しだけ立ち止まって観察してみてください。あなたのセンサーは、正常に機能しています。

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