親子して背水の陣だった件

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第2話:自立なんて美談じゃない。親子で泥沼を這った2年間

「息子さんは自分でバイト代を捻出して大学へ?なんて親孝行で自立した息子さんなの!」

これだけ聞くと、そう思うかもしれません。 でも、母親である私からしてみれば、答えはNO。 **「当然のことであり、自業自得」**だと思っています。

突然の迷走と、1年後の「ほらね」

話は、息子が高校を卒業するころに遡ります。

息子:「やっぱ大学行かず就職するわ」

私:「はぁ?あんた何考えてんの?後になって後悔しても知らないよ……」

案の定、1年が経過したある日。

息子:「やっぱ大学行かないと、話にならないわ(笑)」

……ほら、言わんこっちゃない。

収入ゼロ、貯蓄を切り崩す中での「依頼」

当時、家庭の事情などで働けなかった私の収入はゼロ。 これまでの貯蓄を切り崩して、なんとか生活を切り盛りしていたときのことでした。

息子:「学費は自分で貯めてから行く。だから、全面的に協力してほしい」

自分一人だと怠けてしまうからと、彼は私に**「スパルタ監視業務」**を依頼してきたのです。 それから2年。バイトをしながらの独学受験勉強が、幕を開けました。

執念の国立合格

途中で断念するかと思っていましたが(もちろん、断念なんてさせませんでしたが。笑)、彼は地元の国立大学に入学しました。

私も精神的に追い詰め、全力で息子を支えた2年間。 当時は本当に辛かったですが、今思えば、あれが二人で乗り越えた「良い思い出」なのかもしれません。

息子という人間

なんだか、息子を褒めているようで癪(しゃく)に障りますが……。

うちの息子は、こういう子なのです。

「効率良く動いているつもりが、人よりずっと遠回りしていることに気づいていない」

だからこそ、今回の「留年」という選択も、彼にとっては「いつもの遠回り」の一つに過ぎないのかもしれません。

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