誕生日のサプライズ

ゆかいな家族たち

幸せな時間は、いつも少し胸が苦しい

何年ぶりだろう、家族3人で外食

久しぶりに家族3人で食事に出かけました。息子、母、私の3人です。

何年ぶりだろうと記憶を辿ると、恐らく息子が高校を卒業したお祝いぶりかもしれません。高校生の頃は家族と出かけるのを嫌がっていたし、今もそうだろうと思っていました。そういうお年頃というやつです笑。

卒業後はコロナで外出もままならず、Bellの介護で誰かがついていないといけない時期が続き、揃って外出などできなかったのです。気づけばずいぶん長い時間が経っていました。

最初は母と二人で「焼肉行きたいね」という話をしていたのですが、「まああの子は来ないだろうけど一応誘ってみる?」と軽い気持ちで息子に声をかけたら、「行くわいε-(`・ω・´)フンッ」と即答が返ってきました。

こちらがタジタジになるほどの意外な反応でした笑。

焼肉奉行、息子に世代交代

焼肉店に着き、3人で網を囲みました。

いつもの食卓を囲む時とは少し違う、よそ行きの会話が続きます。家の中では言わないようなことをぽつぽつと話したり、いつもより少し丁寧に言葉を選んだり。同じ家族なのに不思議なものです。

そしていつの間にか、焼肉奉行の座が息子に移っていました。今まで私の役目だったのに、気づけば息子が肉を焼き、ばーちゃんと私は並んで肉が来るのを待っている。

息子が焼いてくれた肉は、格別に美味しい気がしました。Ψ(’ч’☆)笑

あぁ、この子も大人になったのだなと成長を喜びながら、同時にこの幸せな時間はあとどのくらい続くのだろうと思うと、胸が少しだけ苦しくなりました。幸せな瞬間に、こういう感情が滑り込んでくるのが私の性分です笑。それとも世のお母さん達はみんな通る道なのでしょうか。

心の中の嵐を、穏やかな顔で飲み込む

肉を囲みながら、息子から就活の話が出てきました。

「俺さ、今月中には決めて大学は秋卒業しようと思ってんだよね」

私の返答は穏やかでした。「そうなんだ。でも決めるのは向こうでしょ?そんなあんたの思うようにはいかないと思うけど、後悔ないように最善を尽くしなさいね」。

しかし心の中では嵐が吹き荒れていました。

今月中って何?内定もらえそうなとこあるの?秋卒業って何それ?またふざけたこと言ってんじゃないの?と、詰め寄りたい気持ちを全力で押し殺しました。

理由はただ一つ、この穏やかな雰囲気を崩したくなかっただけです(´∀`)ハハハ

百貨店で鍛えた仮面、家庭内でも大活躍です。

「今日は俺がご馳走したるわい」

お腹も気持ちも満たされ、いざお会計へ。「今日は思う存分好きに食べていいよ」とは言ったものの、内心ドキドキしていました笑。

そして息子が一言。

「おめぇさ、あさって誕生日だろ?今日は俺がご馳走したるわい」

えっ、と声が出ました。いいの?たくさん食べたよ?と確認すると、「どーんと来やがれε-(`・ω・´)フンッ」と言うのです。

毎年何かしらしてくれてはいましたが、食事をご馳走してくれるとは思っていませんでした。国立とはいえ自分で学費を払い、就活で夜行バスに乗って何度も上京している息子。バイト代もカツカツのはずなのに。

なんだか申し訳ない気持ちと、来年はもういないという思いが重なって、ここはしっかり甘えることにしました。今まで息子からこんな言葉をかけてもらったことがなかったので、本当にびっくりしました(´∀`)ハハハ

当然のことながら、親になると与えられるより与える側の方が圧倒的に多くなります。だから何かしてもらうと、本当にありがたい気持ちになるのです。

幸せな時間はあっという間に過ぎていきました。

そしてその帰り道、我が家に衝撃的な時間を動かすことになる出来事が待っていたのです。

家族と過ごす何気ない時間が、実はかけがえのない宝物だったと気づくのはいつも後からです。忙しい毎日の中でも、たまには家族でゆっくり食卓を囲む時間を作ってみてください。そこにある会話や笑いが、じわじわと心の栄養になっていきます。

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