最終審査に向かう息子を見送った件

ゆかいな家族たち

猫パンチかましてきな、と言った日

バッタリという名の、運命的な偶然

今年に入り、息子は全内定を辞退し計画留年という、気絶しそうになるほどの荒業に出ました。最初の記事を読んでいただいた方はご存知の通り、新たな波乱の始まりでした。

そして5月のある日の出来事です。

いつもの通勤帰り、最寄り駅のホームで息子とバッタリ出会いました。スーツ姿で、どこか緊張した様子です。

息子はこれから夜行バスに乗り、最終審査の面接のために上京するところでした。上京することは聞いていましたが、まさかこのタイミングでバッタリ会うとは思いもしませんでした。息子も驚いていました笑。

夜行バスで上京して最終面接。そのスーツ姿を見た瞬間、胸の中で何かがじんわりと動きました。あの全内定辞退からここまで来たのかと、感慨深いものがありました。

猫パンチかましてきな

電車を待ちながら、しばらくいつもの世間話をしていました。

そして最後に、私はこう言いました。

「社長とマンツーマンでの面談らしいけど、たかが数十年先をいったただのおっさんなんだから、ビビる必要なんてない。爪痕残してきたらいいんじゃない?どんなもんじゃい!って猫パンチかましてきな(´∀`)ハハハ」

息子は「また言ってる」とでも言いたげな呆れ顔でしたが、笑っていました。

この「猫パンチかましてきな」は、私なりの最高のエールです。緊張している息子に、気負わずに行ってこいという意味でもあり、あなたなら大丈夫という信頼でもあります。難しい激励の言葉より、こういう言葉の方が息子には届く気がしています。

いつものハイタッチをして、電車に連れ去られた

そしていつもの「行ってきます」のハイタッチをして、息子は電車に連れ去られました笑。

思春期の頃も、喧嘩をしている時でも、行ってきますのハイタッチは必ずしています。時には強制的にやれ!という場面もありましたが笑、これが我が家流のコミュニケーションの取り方です。

ちなみに愛犬Bellも、教えたわけでもないのにこのハイタッチをやっていました。前足をそっと差し出してくれるあの仕草を思い出すと、今でも胸が温かくなります。

息子もBellも、同じように送り出してきたのだと気づきました。

あと何回、見送れるだろう

息子を乗せた電車が見えなくなるまで、ホームに立っていました。

あと何回、こうやって見送ることができるだろう。来年には就職で旅立つ息子を、こんな風に駅で偶然見かけることも、もうなくなるのかもしれない。そう思うと胸が締め付けられます。

巣立ちが見えているからこそ、こんな風に思えるのでしょうか。そうでなければ「いつになったら出るんだ(´-д-)ハァー」なのかもしれません笑。

でも正直な気持ちは、やっぱり寂しい(´ω`)。

親として、子供の成長を喜んで送り出さなければいけない。翔く息子の邪魔をしてはいけない。可愛い子には旅をさせろという言葉がありますが、言うは易しだわ笑と思いながら、心の中で自問自答を繰り返していました。

気づけば頬に、涙がつうっと静かに伝っていました。

通勤ラッシュの中で泣いている私

最近、特に涙もろい気がします。

もともと感情の起伏は激しい方だと自覚していますが、プレ更年期で自律神経が乱れているせいもあるのか。職場のこと、家族のこと、自分のこと。色んなことが重なっているからなのか。

世の中のお母さんたちは、どうやってこういう感情と向き合っているのだろうと、ふと思うことがあります。

私はブログを書くことで、少しずつ感情を消化しているのかもしれません。書くことがメンタル維持の処方箋になっている気がします。

とか言いながら、この記事を書きながら涙が止まりませんでした。

ちなみに通勤ラッシュの電車の中で書いています(´∀`)ハハハ。

涙をこらえながらスマホを打つ45歳。傍から見たら相当怪しい光景です笑。それでも書かずにはいられないのが、ブロガーの性なのでしょう。

息子よ、猫パンチの結果はいかに。続きはまた別回で。

子供の巣立ちを前に、喜びと寂しさが同時に押し寄せてくる経験は、多くの親御さんが通る道です。笑いながら涙をこらえるその複雑な感情は、あなただけではありません。同じように子供の旅立ちを前にしているお母さんに、この記事が届いたら嬉しいです。

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